歯を失い……視覚・聴覚・触覚………感覚器官が消滅して………頭部は蝶番が取れかかった扉のようにゆらゆらと危うげだが………何故か心は軽くなっていく。
千章さんから「第三次世界大戦???」などと言うメールをもらったり………米国の著名な経済学者がインタビューで………今日の世界状況は今までに例が無いほど危険な状態………と発言。私の物質体と社会の行方がリンクしているみたい! 私の心までリンクしませんように………。
キッチンに座って………杏の花の蜜を吸いに飛んでくる小鳥たちを愛でながら………「明日の晩はいよいよローマである。」と『イタリア紀行』のゲーテ先生のお供をして………明日はローマだ!………と先生と一緒になってワクワクする。
「私は今まで常に空想や感情を抑制して、地方地方の自由な明確な観察をなし得んがために、地質学上の並びに風土上の眼識を働かせてきたが、そうすると不思議に歴史というものが生き生きと頭に浮かんできて、すべてが見違えるようになる。………」『イタリア紀行』(相良守峯訳)より抜粋
