「柄谷行人『力と交換様式』を読む」を読んでみる。

朝の外歩き1時間…………昨夜の雨で濡れたコンクリートの道に桜の朽葉があちこちに貼り付いて………すぐそばの葉叢から蝉の鳴き声が聞こえる………必死だ!………風は冷たい………刻は秋に傾いて………あたらしい刻がくるのだろうか?

文春新書の「柄谷行人『力と交換様式』を読む」の中で自国中心主義、民族紛争、国家間の戦争が避けられない理由を読んだ。
「………帝国は古代と中世にあったものであり、帝国主義は、資本主義後に生じたものに過ぎないのです」
「帝国主義は、帝国を否定するものです。」
「ペルシア帝国、ローマ帝国、モンゴル帝国他の帝国では、異なる民族が、お互いのアイデンティティ–を保ったまま、平和共存できた。」
「近世以後の国民国家には、このような原理がない。したがって、自国中心主義、そして、民族紛争に傾きやすく、国家間の戦争が避けられないのです。」

最近の新聞は暗いニュースばかり………柄谷行人さんの続きは明日読もう………難しいけど、惹き込まれる。