朝一番、国立市障害者福祉センターに向かう。私の靴を作る第一歩。右足指の変形が進み唯一の靴が履けなくなった。冬が終わって春になると一斉に世の中には、春めいた美しい色合いのカッコイイ靴が無数に溢れ出るけど、私の履ける靴は一つとしてない。
昭和62年(1987年)11月2日に国立市障害者福祉センターで身体障害者手帳を交付されてからの私は世間の靴屋さんと縁はないのだ。今までの靴も私だけの物だった。
今日から、2回目の、世界で唯一つの、私のための、靴造りが始まった。市役所に申請ー医師の判定ー装具屋ー見積もりー許可ー型取り開始………まだまだハードルはいっぱいある。ここでめげてはダメ!花が舞って新芽が吹き出す頃には出来上がるかなぁ〜。
唯一で最後(たぶん)の私の靴のために未来に楽しみをいっぱい作っておこう。