千章さんが、岡真里さんの最新の講演の情報を送ってくれた。先の『ガザとは何か』ーパレスチナを知るための緊急講義ーに続き、さらに緊迫する緊急事態を『ガザのホロコースト』(2024/7月5日)と題して行われた2時間10分という長時間の講演。息も切らさず一気に聴く。
いよいよ『畑の中の野うさぎの滑走………』の稽古が本格的に始まる。出演者のひとり京都の小倉笑さんも我が家に泊まり込みで稽古。どんな作品が生まれるのだろうか…………日々、体の機能が衰えていくのを感じながらも………楽しみは増していく。ぴょんぴょん跳ねる野うさぎさんたちが、わたしの周りをぐるぐる回る。
内村鑑三の『ヨブ記講演』を読む。
「イスラエルは神の選民たりといえども、神を求むる心はイスラエルの独占物ではない。人は各個人直接に神を求むるを得、神は各個人の心霊にその姿を顕し給う。この点においては国籍民族の区別は全く無いのである。そは実は個人的なるが故にまた普遍的である。故に神を求むる者をユダヤ人に限る要はない、異邦人でも宜いのである。」
『ヨブ記』は「特に国家なきアラビヤ人中よりその主人公を選びて、誰人といえども、いやしくも人である以上は、神を知り神の真理を探し得ることを示したのである。」
もはやガザの問題は、人間存在の、わたしの存在の問題になる。