指が曲がっている自画像

「………。私が子供たちに激しい愛情を感じ、子供たちのからだにも心にも喜びを見いだし、私自身は子供たちのすべてを自分を抜きにして愛しているわけではないのに子供たちは私を愛しつづけてくれるという驚きを感じる、そういうときは、私の心のなかの分裂はいっそう鋭くなるのだった。」

アドリエンヌ・リッチ『女から生まれる』高橋茅香子訳(晶文社 復刻版)より

 

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