三東瑠璃 新演出・新振付『みずうみ』

シアタートラムで……三東瑠璃さんの『みずうみ』を観た。階段状の会場の最後列の後ろが車椅子席で……山の頂から「みずうみ」を見下ろすことができた。

瑠璃さんが「私……変わるの……顔の形も身体の中身も全部」……と言っていたのを思い出していると……舞台がスゥーと明るくなり『みずうみ』がはじまった。

山の頂から舞台上におかれた真ん丸い「みずうみ」を見下ろしていると………突然ダンサーたちが硬直状態で舞台に現れ………頭蓋骨(瑠璃さんの)が粉々に壊れ……水に浮かぶ豆腐状の脳が剥き出しになり……脳内でフツフツと増殖する細胞分裂を覗いているような気分になった。浮遊するダンサーたちの動きを見ていると……妙に旧く懐かしい時代を思い出したり……時折……神経(?)に亀裂が走る音がしたり………舞台上の真ん丸い砂(?)に波紋でき崩れていく………顔の形も中身も全部が変わった瑠璃さんの脳はどうなっているの?と思った。

「新演出・新振付」と明記した小冊子を読むと………瑠璃さんは“踊ることが生きることだ”から“生きる道こそが……踊りなのだ” に思えるようになった……と書いてあった。

Co.Rumi Muto. は来年10周年を迎えるという。新しい光を感じる舞台だった。