朝によみがえるいのち

昨日は一日中、熱帯性低気圧(?)のせいで、私の唯一の効き指・右手人差し指がプンプクリンに腫れて、絶望のどん底に落ち込んだが、長年リウマチカラダと付き合ってきたわたしなので、そういうことはよくあることで絶望するに値しない、と思うのだが、指を動かすたびに身体中が痛む/響く………なんとも説明できない辛さがある。寝れば治るだろうと早寝して、今朝起きたら、少し指が動かせる。ゆるゆると外歩きしよう。

歩き出すと……少しずつ頭の中も動き出して………気がつくと昨日読んだむずかしいアリストテレスとプラトンのことばを思い浮かべている………チッチッチッ……小鳥の鳴き声がすると………耳が全開して鳥の声を聴きいている………犬のお散歩の人に出会うと挨拶する………車は来る、自転車は来る(自動車がなかったゲーテ、シラー時代は羨ましいなぁ)、転倒は絶対できない………凸凹道を注意しながら………足だけは前に前にと動いていく………誰に動かされているのだろうか………また自分の心の中を覗き込んでいると………近くで鳥たちが私を呼んだ(わたしの勝手な思い込み⁉︎)………半ば疲れて倒れそうになっても頑張っている真っ白なライラック………わたしもあなたたちのように自然に美しく枯れるにまかせて………と、呟きながらやっと家に辿り着くと、アキラがポストの中からレターパックを取り出した………誰から、何が入っているのだろう………高橋茅香子さんからだ!………開封するのが楽しみ………いつの間にか、指はすっかり自由になっている………さぁ汗を流して………アキラが作ったフレンチトーストにタップリ蜂蜜をかけて朝ごはんを食べよう。