続けて、踊りを2回観に行く。

先週は2度も遠出(?)して、踊りの公演を観ることができた。15日は、アキラが慶應義塾大学の日吉の来往舎で、新入生を歓迎して、シューベルトの「未完成」他、を披露した。ここ数年間はコロナのため、この歓迎行事はオンライン配信のみ。やっと今年、大学生、高校生に加えて一般の方々にもご案内したので、大きなガラス張りのイベントテラス来往舎で、多くの懐かしい方々に邂逅し、みんないっしょに叡の踊りを観ることができ、嬉しかった!その上、天気に恵まれ、キャンパスには初夏のような爽やかな風が吹き渡り、思い思いの若者たちの自由な姿を眺めながら………あぁ私にもこんな時代があったんだ………と感慨深い思いでいっぱい。年々、登場する舞踏家たちと若者たちの歳の差がひらいていくのも面白い。レイジの運転するキャブ(身障者タクシー)にお願いして、思い切って出かけてよかった。

そして、昨日。キラキラの夏日。ミツ×なおか企画・プロデュース『Roll Roll Roll』ダンス展8日目
山田せつ子さんの「War & Roll」を観に行く。

覚書ノートから/5月19日 せつ子さんの踊りを観てー
「狭い白の部屋に おかっぱ頭の少女が 黒いワンピースを着て あるいている。
あっ 生まれたてのひよこのように 純な剥き出しのたましいが 少女のカラダから ポロっとおちて Roll Roll Roll 。
弱虫で 強靭 温かく まっすぐで 愉快で 明るくて 聡明で……………
少女は 自分のカラダから落っこちた魂を 白い部屋のなかの あちこちを 探して 探して………あっ みつかった!
そこで 少女は 深く人間の痛みを知っているその魂を 注意深く掴んで 空っぽになった自分のカラダのなかに 入れる。
黒いワンピースに包まれて ガラス細工のように繊細なたましいが 虹色にひかりながら 少女のカラダの中で 踊っているのを わたしは目撃する」

ミツがこの世に生まれる前からずっと踊り続けているせつ子さん。その美しい踊り、存在の有りように感動。
観られてよかった!わたしも Roll Roll Roll と密かに踊ってみたくなった。

今日。昨日の陽気は去って、もう梅雨入り? でもまだ、私のなかに昨日の踊りの美しい余韻が残っている。