あぁ、また目が覚めちゃた!………今日も雨……誰もいない静かな時間。
ゲーテ『若きウェルテルの悩み』の竹山道雄訳と高橋義孝訳をドイツ語原文に照らし合わせてみる。
「神を知る!いくたびも私は、ふたたび醒めぬようにと願いながら、ときにはもうこれで醒めることはあるまいと当てにしながら、寝床に身を横たえる。そして、朝になって目をひらいて、太陽を仰いで、みじめな気持ちでいる。…………」竹山道雄訳
「本当なんだ、ぼくはよく、もうこれっきり眼がさめなければいいがと願い、さめないでくれと念じつつ寝床に横たえる。ところが朝がくれば眼をあける、再び太陽を見る。そうしてみじめな思いに沈む。………」高橋義孝訳
ドイツで25歳のゲーテが『ウェルテル』を発表した1774年。日本では『雨月物語』(上田秋成)や『解体新書』が出た頃。『雨月物語』は日本語とはいえ、情けないことに、私は現代語訳でなければ読めない。その点、表記は異なることもあるけど、アルファベットで書かれたゲーテの文章は、どうにか読むことができてうれしい。
『ウェルテル』の訳はごまんとある………訳者の数だけゲーテがいて……各々ちがいがあるからこそおもしろい!
今日流行りのAI翻訳機は………3世紀前のゲーテ言葉を読み解いて………ワクワクドキドキするような翻訳をしてくれるのだろうか?
もっときちんと勉強すればよかったのに……怠け者め………反省頻りの梅雨の1日。
