自ら が幻術を生み出すことによって、人間に悪の事実性を行わせしめた後に、クリシュナは、その根源の姿を現します。
予は世界を滅亡せしめる時(カーラ・死)である。
諸世界を収斂するためにここに出現したのである。
たとえ汝がなくとも、敵陣に並び立つ
戦士らはみな生存し続けることはないであろう。
それ故に、汝は立て、栄誉をかちとれ。
敵を征服し、隆盛な王権を享受すよ。
ほかならぬ予によって、すでに昔、彼らは殺されたのである。
汝は単なる外観「上の殺戮者で」であれ、アルジェナよ、、、、、
またその他の勇士たちを、
汝は殺せ、おびえてばいけない。
戦え 汝は戦闘において敵を征服するであろう。
これらの神の言葉を、悪の事実体を生み出した人間の側から、どのように受け止めることができるであろうか。これらの言葉は妄想、幻術、仮象、鏡像を生じ、「悪を演じた神々」が世界に対する責任の取り方を述べているのである。つまり、神は諸世界を収斂するために存在する時間そのものであり、悪を演じた後に、人間によって作られた後の、実体化された悪のすべてを時間の中で、すくい取って、世界そのものを滅亡させる死である、と述べるのです。