昨日の11日から13日まで、年一回の名古屋のアキラのダンス講座に同行することに決まっていた(かれこれ30年くらい続いている)。ところが10日の夜、キッチンで大失態、転倒し、おでこにコブができた。大きな物音を聞きつけ、書斎から降りてきたあきらはビックリ。そのまま床に横になっておでこを氷で冷やしてくれた。リウマチの専門医から「転倒したら頚椎が大動脈を直撃して首から下は麻痺、場合によっては死ぬ……」と言われていたので「転倒だけはしまい」と固く心に誓っていたので、今回転倒した時は「もうダメか!」と一瞬心によぎったが、不思議なことに自分の内的感覚では「大丈夫」という確信があった。訪問看護士のさかたさんに電話すると「久子さんがちゃんと喋っているから、まず安心。後になって急に痺れや、はきけ、頭痛が出てきたら、即、救急車を呼ぶこと。明日の朝診にいきます」とのこと。明日の午後には名古屋に行く予定………果たしてどうなることやら………ということで、11日の朝、さかたさんにおでこのコブを診てもらい………二日後の今日名古屋のホテルでこのブログを書いている。まもなくダンスのWSがはじまる。
今回は「いつもスレスレセーフの人生だったなぁ〜私は」とつくづく思った。「でもこうしかしようがなかった」との言い訳も少しはある。今や、自分のことの大半を他人にやってもらはなけば何もできない身。
昨日の東京駅は人々で溢れていた。JRの障害者ケアにお願いしたので安心して、無事に名古屋まで。途中、整然と区画された畑の中にこんもりした森(鎮守の杜かしら?)の春めいた樹々の濃緑、若草色のグラデーションが美しく、ところどころにピンク、白の桜の樹が点在しているのが見える。なんと気持ちがいいことか!
看護士のさかたさんによると、脳内の内出血は時間とともに徐々に広がって、赤く腫れ、ついには歌舞伎の隈取のようなることもあらしい。また転倒したことを忘れてしまった頃、急に症状が出てくることもあるとか。
今のところ、幸いに何の症状もない。