金沢にやってきた。23日(土曜日)の朝、10時頃ミツタケの車に、アキラ、チャボの姉妹(?)、公演の衣装やら1週間分の私のための食料やら車椅子……すべてお任せのヒサコサンを乗せて出発。中央道で松本から飛騨高山を通って暮れるまえに無事宿舎に到着。道中、お任せのヒサコサンは助手席に陣取り、リクライニングシートをいっぱいに傾け、大きなフロントグラスを通して初めて通る飛騨高山の街並みを眺めながら、気がつくと、うつらうつら………小さなカゴに入れられたチャボの鳴き声で目が覚める。注意深く耳を傾けると、何か仕切りに訴えている。「水が飲みたいんだ」とミツが言った。そうだよね………チャボだって自由が欲しいよね。サービスエリアでミツが水を飲ませてやっと安心。注意して聞いてると、今度は姉妹でお喋りし始め、外に訴える鳴き声から同胞に話しかける鳴き声に変わる。状況によってさまざまな鳴き方がある。チャボにもコトバがあるのだ、きっと。
今回はミツタケ×なおか企画『三島由紀をを踊る』を金沢で公演する。昨年ポーランドのアウシュビッツ=ビルケナウで始まり、澁澤邸で、天使館で、金沢で………。ヒサコサンも車椅子で出演すると言う。私であって私でない私……自分であって自分でない自分。命とカラダのあいだを行ったり来たり揺れ動いている。
