『シュタイナー哲学入門』を読む。

美しい日。朝食後、アキラが私の枕元に、少年合唱団の曲を入れた小型CDラジカセをおいて、市役所に出かけたので、しばらくの間、ガラス窓を通して差し込む冬の暖かいひだまりの中で、手、脚、頭………を動かし………あぁ気持ちいい、と思った時、気がついた。今日は成人の日。市役所はお休み! アキラは市役所に着くまで、今日の祝日に気がつかないだろうなぁ〜。でも、暖かい晴れ日だし、歩くことは何より良し。心配無用。

静かな時間。何度も読み返してきた高橋巖先生の『シュタイナー哲学入門』を、再び読了する。

2023年が始まって、いよいよノロノロになっていく私の体と頭の働き。でも『シュタイナー哲学入門』の新入生になる度に、心の内で新しい自分と出会うことができるから、何度でも入門する。

夜は、藤村の『夜明け前』の続きを読もう。今を生きるのにこんがらがってしまう私の頭を、19世紀末に生きた人々が見えない光で私の道を照らしてくれる。嬉しい。

生きるって素敵なことだ!