あっぱれ、100歳! 

「90歳。何がめでたい」とは、佐藤愛子さんが書かれた本の題名だが、我が姑の君子さんは、今年5月でめでたく100歳を迎え、先月の敬老の日に、国から銀杯と安倍晋三首相の賞状・東京都から江戸漆器の箱と小池百合子都知事の賞状・国分寺市からウールの膝掛けなど、お祝いの品々が届いた。そこで、秋晴れの今日、アキラはその品々を持って、介護施設に君子さんを訪ねた。100歳に近づくに従って、さすがに携帯で電話してくる回数が減ってきたので、家を出るとき「『あなた誰?』と言われるかも」と、いささか自信のないアキラだっが・・・・。
お母さんは、元気、元気!何の問題はない。持参したお祝いの、銀杯と晋三さんの賞状は要らない。百合子都知事の賞状と漆器の箱、市からの膝掛けは要る、とはっきりしている。日頃は、村上春樹とか五木寛之の本を読んでいると言った(すごいね!でも、ホントかな?)。ヒサコのことは忘れてないよ。お母さんからは「今度、何時宇宙に帰るの?何時、宇宙からくるの?何処の宇宙に行くの?宇宙に赤道はあるの?宇宙は面白いところだよね・・・・」など、宇宙の質問が尽きない。100歳過ぎてから、体は車いす生活になったけど、頭の中は宇宙大に広がりつつある。というのがアキラの訪問報告。そして、最後に「どうも150歳くらいまで大丈夫」と自分で言っていたよ、と付け加えた。
100歳、あっぱれ、あっぱれ。