チカコ先生の本「ひとりのときに」

昨日、高橋茅香子先生から新しく出されたご著書「ひとりのときに」を頂いた。早速、読み始める。一つ一つの言葉が私の体の隅々に、真っ直ぐに入ってくる。

茅香子先生の翻訳塾の扉が開くと、目の前に広大な大海原が広がっていた。その大海原に向かって、先生は自由に楽しげにスイスイと泳ぎだす。気がつくと、私もふわふわユラユラとあちこちに目をとられながら泳いでいる。私にとって初めての海。深く、温かく、冷たく、優しく、厳しく、穏やかな、時に、荒海。随分長いこと泳いでいたなぁ。毎回の課題提出に悪戦苦闘。でもいつも新しい海に飛び出すドキドキ感が好きだった、嬉しかった。楽しかったなぁあの頃。私は先生から、何と多くの宝物をいただいたことだろう。言葉にするのは難しい。

私がいただいた宝物の一つ。生きることは、真に言葉に向かうこと、決して疎かにしないこと。

美しいご本「ひとりのときに」に感謝と愛を!