三月一日。四谷二丁目にある実家の菩提寺愛染院に、ミツの車に乗って、アキラとなおかと一緒に四人でお墓参り。卒塔婆をあげてもらい、持っていった花をいけて………親不孝な娘の私。次はいつ会いに来られるだろうか………? 帰り久しぶりに祖父母の代から続いている老舗「天ぷら 船橋屋」(今は4代目)で昼食。お隣の、やはり老舗喫茶「ローレル」でお茶。私の娘の頃と少しも変わらない昭和の雰囲気。懐かしい!
去年、水平生活になった時には、もう二度といけない、と諦めていた新宿の街………望外のよろこびの春の一日。

夜、ネットで、共同通信の速報記事を読む。「広島市教育委員会が、市立小中高校の平和教育の教材から漫画「はだしのゲン」を削除する方針を決めた問題で、69年前の3月1日に米国のビキニ水爆実験で被ばくした第五福竜丸の記述もなくすことが1日、市教委への取材で分かった。」1954年3月1日に第五福竜丸の久保山愛吉さんは被爆した。

私たちの国は、どこに向かっているのだろうか?

 

「白バラの祈り」ゾフィー・ショルの言葉………私のノートの覚え書きから

「So ein herrlicher, sonniger Tag, Ich soll gehen.

Was liegt on meinem Tod,

wenn durch unser Handeln Tausende von Menschen aufgerüttelt und geweckt werden.」

Sophie Scholl    1921 —1945