ようやく書いた文章が一瞬のうちに消えた。よくあることだ。とはいえ、ショック!

書いてどうなると言うような、自分勝手な思いを綴ったものだから、また書けばいいようなものだ……とすっかり諦めて、水平生活のねぐらから外を見上げると、電線に大きなカラスが止まっている。

カラスさん、首を傾げて何を考えているの?

ヒサコサン ヒサコサン もう直ぐ日が暮れる。くよくよしないで、おやすみなさい。新しい明日が来るよ。