思い込んで………。

二日前の笠井瑞丈「喜びの詩」(セッションハウス)に行けるなんて……ましてや、作品に参加するなんて………でも、公演前の劇場稽古と本番の長時間、2回も国分寺から神楽坂へ……周りのみんなに支えられて、どうにかクリアできた。自分でもびっくり!

翌日は真っ青な夏空。目覚めと同時に、気分が真っ逆さまに落ち込みかけた時、電線のカラスさんがいつもはこちらに首を傾げてくれるのに、どうしたのか、その日はそっぽを向いて、さぁっと、中庭を低空飛行で飛び去った………自分の面倒は自分でみてね……と言ってるみたいに。

今朝、もうカラスさんが電線に止まって「おはよう。気分はいかが? 昨日は昨日。今日は今日。新しく始まるよ」と、言っているみたい……ほとんど私の思い込み………でも、枯れ木のカラダにしがみつく重たい心に朝の光が差し込んできた。

見ると、カラスさんはもういない。