明日は日本へ。

いよいよ明日は日本に帰る。
今年の春、多くのひとをのみこんだ日本の大地にふる雪を、痛ましいほど白いと感じたのはついこの間のこと。早くも再び雪の季節が巡ってくる。
5月にフランスのアンジェとアネシー、7月にはイタリアのトスカーニャ、9月はハンガリーのブダペスト、そして今回のニューヨークのブルックリン。いつでも何処でも人々の生活があり、様々な意識が重なりあい、混じりあい、やがて、時間が厚い層となっていく。行く先々でその厚い時間の層に身を沈める。生きる源がそこにあるような気がする。
今月25日は叡の68歳の誕生日。ダンスを始めて50年。未来から吹いてくる新しい風を受けながら、叡は今、CAVEのスタジオで今回最後のワークショップをしている。