寝ながらiPadアームスタンドという代物をベットに取り付けてくれたので、早速、iPad miniを付けてVideo配信されている往年の名画「カサブランカ」を観た。愛、恋、信頼、信念、裏切り、虚栄心、嫉妬、差別、貧富、人情………戦時下にあっても、人間臭さがいっぱいの美しいラブロマンス映画。

主演のハンフリー・ボガードの男の渋さも素敵だけど、なんといっても光のオーラに包まれた気品あるイングリット・バークマンの美しさに魅了される。

なんとこの作品は、1942年に制作された。私が生まれる2年前のこと。今日でも充分、新鮮で新しい。

それにしても、寝ながら映画鑑賞できるなんて! 私の女学校時代の楽しみの一つは、日曜日に友だちと西銀座の封切館に行って、洋画鑑賞することだった。親は、何故か西銀座の封切館だったら、昼間の時間だったら、帰りに不二屋のレストランでハンバーグのランチを食べるのだったら、高校一年生の女学生の仲良し二人だけで、銀座に映画鑑賞に出かけるのを許してくれた。テレビも携帯も、コンピュータもないあの頃の遊びは、映画、しかも洋画、を観ること。あぁ 懐かしい。