桜の樹の下で………。

今日も花曇りの一日。薄陽が差し出した昼下がり、アキラと「桜の園」から史跡公園を一巡り。1200年前の人々も歩いたこの道………遠くに桜の薄桃色が広がって見える………悠々とした時間が流れるなかで……人間って愚かだな、争いばかり………。

高橋悠治さんの『音の静寂 静寂の音』を読んでいて、夢中になりすぎて、電車を降り損ねたことがあった。時間を忘れた時の、あの感覚。なんと心地よかったことか!今でもカラダは覚えている。

井筒俊彦著『ロシア的人間』にも時間を忘れてのめり込んだ。雨の日、傘をさしながら読み続け、うっかり家の前を通り過ぎかかったことがある。懐かしい思い出。

心が痛むウクライナとロシアの戦争はいつおわるのかーいつ終われるのか?   今夜は、本棚からすっかりセピア色になった『ロシア的人間』を取り出して読もう。ロシアの人たち、ウクライナの人たちを想いながら………。

もう直ぐ四月。新緑の季節がやってくる。