秋の日に

久しぶりに爽やかな秋の日。午前中、アキラに北口の美容院まで車で送ってもらう。途中、秋祭りの御神輿に出会ったり・・・気分もルンルン。ごま塩色の私の髪をカットしてくれるのは、二男のレイジと同い年の、最近ちょっとお腹が出てきた店長さん。「いつものように、短くしますか」というと素早い鋏さばきで、チョキチョキと手際がいい。「はい、如何ですか?」と後ろに鑑を当てて、カット具合を見せてくれる。えっ、もう終わり!と心で思いながらも「ありがとう」とにこやかに礼を言って、外に出ると、秋の陽が、軽くなった私の頭の上に溢れるように降って来た。
家に帰って、山本ふみこさんの「暮らしと台所の歳時記」を開と「9月13日〜17日ごろ セキレイが鳴きはじめるころ」とあった。鶺鴒って、どんな鳥だったっけ? 辞書を引くと「・・・水辺でみられ、スズメより大形。尾が長く上下に振る習性がある。・・・」なるほど。涼しくなると、活字が恋しくなるなぁ。