10月の最後の一日。暖かな秋日和、キャブに乗ってアキラと相模原国立病院まで行く。今月3回目。1回目は一年前に予約した日。この予約日の半年前の4月、突然水平生活になった時は………あぁ、もう10月の予約日には行けない。もう膝関節を入れてくれた先生に診てもらくことはできない………いよいよ私のリウマチ体も終末期………などと、寝たきりで、悲しんだり、諦めたり、心細い日々を過ごすうちに………どうしても、体の中の命が動いて……3ヶ月後には、ひとりでヨチヨチ歩き出し………一年前の予約日に先生に診てもらいに行くことができ………でも、診察後「2週間後、頚椎のMRIを」と言われ………2週間後、再びアキラと相模原に………MRIの結果……水平生活がベスト………でも、カラダはどんどん水平生活に慣れ親しんで衰弱していく……でも、リウマチによる頚椎の変形を手術するのは不可能に近い………要するに、ヨチヨチ歩きでもカラーをしっかりつけて、細心の注意をもって、水平生活と垂直生活を続けること。というわけで、3回目の今日は、前回採寸した装具(カラー)の出来上がりと、一年後の予約日を決める。

思いがけず、アキラと一緒の相模原までの3回のドライブ。いつのまにか色づいていく街路樹を眺めながら……澄み切った秋空を遠くに望みながら………動くことは生きること………などボンヤリと想い巡らしながら我が家へ……

明日から11月………世界中に美しい温もりの日々が訪れますように。