今日の夜は、「日本国憲法を踊る」のための第1回リハーサル。
テキストには、古事記、日本国憲法、大日本帝国憲法、フランス人権宣言、ルドルフ・シュタイナーの言葉、三島由紀夫の言葉等、様々な歴史的背景を持つテキストを選んだ。
一体この憲法を、未来3000年先の人々はどのように受け取るだろうか。1時間の間に、古事記から宇宙的未来に至るまでの人間の歴史を凝縮してみたい、と思う。
5月に手術して以来、今日初めて、本格的に動いてみた。カラダは病んでいるが、カラダの中の言葉は、決して病んではいない。朗読は、尾崎若菜、山口奈緒子、川上晶子の3名。
今回の自民党の憲法改正案に対しては、生きている人間だけではない、死者たちもそれに最大の関心を寄せている。とりわけ第2次世界大戦で亡くなった、何百万もの人々の魂が、その行方を凝視しつつ、その魂が憲法改正させるか、否かを決定する大きな力である。
これからの時代、死者たちの声を無視して、人間はもはや何の事もなし得ないし、なすべきではない。死者たちとともにこの歴史を創っていかなければならない。