2009.4.10

今日は朝から雨。CNDCの財務担当(私が勝手にそう思っているだけだが)のデビットが昼食を一緒にと誘ってくれたので、部屋から5分の所にあるCNDC の旧校舎の稽古場まで出掛けて行く。旧い石造りの大きな建物の中ある広い稽古場は、天井が高く、がっちりとしていて、なんと“踊る”のにふさわしい空間な のだろうか!しかもこの広さで12人の生徒とは!素晴らしいなぁ~。
簡単な食事を共にしながら、デッビトが国立振付センター(コンテンポラリー・ナショナル・ダンス・センター)について話してくれた。フランス国内に、この ようなセンターが19カ所あり、すべてがコンテンポラリーダンスだけの施設だそうだ。中でもアンジェンセンターが一番大きく、1、2年制があり、全世界か ら生徒が集まってくるそうだ。来週は旧校者の稽古場で、2年制の入学オーディションがあるという。なんと200人の若者がやって来て、そのうち入学できる のは僅か12人。授業料は無料、と聞いて吃驚!
叡のクラスにきている生徒はポーランド、ブラジル、ポルトガル、フランス、日本、イスラエル,イランの七カ国からなる。なんとイランとイスラエルと言う政 治的には対立関係にある人たちが、ここで一緒に学んでいるのだ。ここでのワークショップは戦争に負けないだけの強度が要求されている。