9月になったら……

もう9月2日も終わろうとしている。8月末に、9月になったら、と自分に言い聞かせて、美容院に出かけボサボサの髪をカットし、さっぱりしたはずなのに………。
暑い暑い8月の間、朝目覚めると、あの本もこの本も読もうと自分に発信するも、なんのかんのとー例えば、特に高齢者はコロナ、熱中症に要注意などなどー自分に言い訳して、全て「既読スルー」の繰り返し。というわけで、9月になったら、と意気込んでいたのに、もう二日も経ってしまった。アブナイ、アブナイ!
今日は、再読を始めてストップしていた稲垣足穂の「弥勒」の続きから……
………窓こそは日々の新しい読書のページではないか。われわれはこうして常に、無限なる精神的宝庫の真っ只中に坐っているのだ。………地上のことを考えるよりも、星の運行や雲の色彩を眺めるように生まれ付いたこのわたし? ーなら、時の経つのも忘れてしまう雲が、ー「向こうを行くあの雲が好きだ」と仏蘭西詩人が謳ったいろんな雲がとおる………
やっぱり、江美留はいいなぁ〜。地獄の底から一足飛びに宇宙に連れていってくれる。
身に付いた「既読スルー」から抜け出せそうだ。

おお〜い 雲よ 何処に行く……
おお〜い 雲よ 何処に行く……