4月26日 早朝

雀啼く この朝に土 崩れんと 谷底に 切り立つ壁に 我ひがし 彼にしに立ち こだまする声

走馬灯

昨日、SISカンパニー公演、いのうえひでのり演出、原作尾崎士郎、脚本宮本研「今ひとたびの修羅」を新国立劇場で観る。もろ100パーセント任侠物。 偶然にも、隣の席には麿兄弟と洋子さん。 昭和初頭の東京は深川のはずれ、渡世人 …

笠井家9名初顔合わせ

三日ほど前のこと。長男の爾示の娘、つまり我々の唯一の孫娘、那珠が目出度く志望の中学校に受かり、初めて笠井家全員揃って、お祝いの食事会を渋谷ひかりえのレストランで。その顔ぶれは、 那珠そして爾示、美花。禮示、その連れ合い裕 …

Offenbarungについて

ゲーテは「顕現Offenbarung」という観点に基づいて、ニュートンとは異なった、もうひとつの「科学」を打ち立てた。 「顕現」とは、宇宙創造の一切の秘密が自然界の表面に現れていると言うこと。 それは鉱物を「硬いもの」と …

裏口死

死とは、神から人間に与えられた、ひとつの挑戦状のようなものではあるが、では神は何をどう、人間に向かって挑んでいるのか? 受動的に人間に与えられた死、いはば道を歩いているとき、「偶然」にも上からコンクリートが落下して起きる …

境域

人類が境域を超えてしまったのは、すでに一つの事実と言える。 今日において、確かに、ここまでが生きていて、ここから先は、死んでしまったという境目はあるが、しかしこの境目そのものが次第に意味を失いつつある。 向こうからやって …

蝶たちのコロナ

「蝶たちのコロナ」第2回リハーサル。 死から次の誕生に至る間の死者たちの生活において、まさにこれから地上に受肉しようとしている者は、地球のオーラとともに、蝶たちの発するコロナにいざなわれて降りようとする。 鳥たちのコロナ …

テキスト選び

午後、「蝶たちのコロナ」のためのテキストを、「遺された黒板画」から、20点程選んで、公演のためのテキスト作りを行う。百数十点あるテキストの中から、20点に絞るのは非常に困難。あれも入れたい、これも入れたいという感じで、入 …

ブログ再開

今日、オイリュトミー新作「蝶たちのコロナ」の練習初日。この作品は9月、11月に東京と名古屋において上演します。テキストはルドルフ・シュタイナーの「遺された黒板画」から十数点を取り出し、それにピアノと弦楽器による音楽作品を …

海とクジラ

今夜、笠井瑞丈と上村なおかダンス、高橋悠治によるピアノ演奏のダンス公演「海とクジラ」のゲネプロを見る。 久しぶりにふたりの、悠治さんのピアノへの体当たりの動きに心を揺すぶられた。 今日23日は18時、明日24日は15時、 …