新しい流れ
それまでの我が家の生活の流れが、突然、ストップしてから二週間、次第に新しい水が流れ出した。 うれしいことだ!たとえ、私の幼な子のような、ベット上生活は変わらないにしても。 五月になろうというのに、曇り空の日々が続いて …
それまでの我が家の生活の流れが、突然、ストップしてから二週間、次第に新しい水が流れ出した。 うれしいことだ!たとえ、私の幼な子のような、ベット上生活は変わらないにしても。 五月になろうというのに、曇り空の日々が続いて …
「Ich kann nicht auferstehen!」と、私がちょっと呟いたら、すかさずレイジが「えぇ、ヒサコサン、復活できないの?」と言うので「起き上がれないだけよ」と言った。たまにカッコ付けやてドイツ語なんか口に …
ヒサコサン 起きられない…! 10日ほど前から、ベット上から、居間の白い天井を、一日中眺めている。夜があけ始め、朝日が居間の高窓から差しこむと、漆喰の白い天井が、白とグレ-に一直線に分かれる。 今日は朝から 、シルバーの …
夏日のような陽気。もう桜は終わってしまった。 2日前、カズコさんが「史跡公園の枝垂れ桜、綺麗よ。今日が最後かもね」と教えてくれた。でも、史跡公園まで歩いていけるかな⁉︎。 つい7日前までは、史跡公園の一本松からその先の、 …
朝から、冷たい雨。花冷え……貧しい庭で、やっと咲き出した水仙やクロッカスが震えている。 ウクライナとロシアの戦争は、まだ続いている。 どうして人は、線引きするのが好きなのだろうか? 民族と民族、国と国、宗教と宗教、内と外 …
明日から三月。春がやってくるというのに、何故か心が縮こまっている。暖かな昼下がり、散歩に出る。小鳥も草花も雲も風も、いつものように私の心を温めてくれる。 ロシアとウクライナの戦争が早く終わりますように………。 家に戻ると …
金子文子と金子みすゞは、ともに1903年に生まれ、文子は、1926年二十三歳の時、獄中で縊死し、みすゞは、1930年二十六歳の時、服毒自殺する。 一方は、大逆事件で死刑宣告を受け、自死するまでも自分自身を生きぬいた「おん …
横浜に住む建築家 の村山雄一さんからお便りが届いた。 「去年 ヨチヨチ歩きの道すがら 拾い集めた落ち葉をば、もう捨てちまえと思いきや、チョットマッテクダサイ、と、ヨリ集マリテ 何トヤ ガサガサ ゴソゴソ コレハ ドウデス …
ぼぉ〜としていたら、もうそこまで春が来ている気配がある。はやいなぁ〜、時間がどんどん飛んでいく。52年前の今頃、我が子が生まれる日が、モーツァルトと同じ誕生日1月27日でありますようにと真剣にを祈っていた若かった自分を思 …
生まれて初めて、お餅なしのお正月。お雑煮、磯部焼き、きな粉餅……ウゥ〜ン、食べたいなぁ………遥か昔亡くなった実家の母の紅白なます、干し柿がたっぷり入って……煮物は、大きな椎茸、筍、八つ頭、蒟蒻、にんじん………塗りのお重じ …