CNDCでのワークショップ、三日目

今日でCNDCのWS、三日目。フランス人を始め、エジプトのマーメッド、イランのアリ,ポルトガルのリタ、アフリカのアマル等の多国籍20名の参加で、あとイタリアの振付家クラウディアが同席。全員大変熱心で、全く新しい事柄に挑戦している。今日は始めに、一時間ほど全員での話し合い。テーマは「カラダをどうとらえるか?」「動きとは何か?」について。
カラダを五つの観点から、すなはち「カラダと言葉、社会、意識、魂そして物自体」から観るという意見。アマルはちっよと変わっていて、カラダに関してのみ、そのような「問いを立てない」と言うのがいいと。カラダはそのような問いを立てた瞬間から、カラダそのものから遠ざかるから、と言う意見。三谷裕子さんの通訳を交えて、あっというまに一時間半経過。
次に笠井から「対象」としてのカラダと、「表象」としてのカラダについての説明。そばのピアノを鳴らし、その音はカラダの外で鳴っているのか、それともカラダの中で鳴っているのか、と言う問いかけに、「内と外の両方」と言う捉え方が多数でした。
次に実際に一人一人「対象としてのカラダ」と「表象としてのカラダ」を交互に動いてみる。
ほんの僅かな身体感覚の違いを捉える高度な練習。最後にバッハの「フーガに技法」の振付の練習で終了でした。