EURYTHMIE WS IN HP akirakasai 29 April

WS  6
皆さんこんばんは。
非常事態宣言に入って以来,時間はたっぷりあるはずなのに
一日の時間の流れは,光陰矢の如し、
夢のような時間の流れです。
朝は夢から覚めず、、そのままチベットのラサの北方100キロのところの、とある森の中
そこに無上瑜伽TANTRAの灌頂聖池があり、onmanipadomefumの声で、三度頭頂に
水を受け、それから目を覚ます。
何しろ私がドイツに行ったのは、チベットに入蔵できなくて、
その代わりに6年間訪れた国ですから、今持ってチベットのことは恋しくなるのです。
究竟次第『五次第』の酒井真典氏の日本語訳は素晴らしいのに、
内容理解できずに悶々としていました。
媚喜と受容と歌と  音楽等に依止することと
技芸によく入ることは  水月等と等しくなせ。
色と声と  味と所触そのもの等において
眼等に入るものであろうものは  如幻とよく分別すべし
この金剛乗そのものにおいて  ここに多く釈すべき必要は
瑜伽者が凡そ観縁する処の  おのおのを 如幻と分別せよ
一切を  鏡内の姿と夢と幻化と水泡と
帝釈網と等しく誰か見たるところの  彼は尊主なりと釈さる。
         酒井真典訳 『五次第』
今もってわかるようで、わかりませんけれども・・・・・・・・・・・・・
さて今日はS・H・CH・F・SH・Zの6声です
宇宙が創造されるよりも前にあったのは、この6声です。
要するに六つの吹音です。
言葉を「盗む」ものは悪魔。
声を「盗む」ものも悪魔
なぜなら、言葉は創造以前から、存在したものだからです。
言葉を盗むのは、神殿の床の木を剥がして
自分の家を建てるようなものです。
私は存在しなかった。
声よ 生まれよ!
と語ってはならない。
光よ 生まれよ!
これが最初に語る言葉である。
はじめに声があった。
声が声を発し、声が声を生む。
主体の声と客体の声は一つ。
私が声を発するのではなく、声が声を発している。
生まれよ おお 光の輝き、
生成の本質を捉えよ、
織りなす力を掴み取れ、
 
練習1
青色の空を眺める。
その空は私の眼球の丸い面から、始まっている。
その眼球から始まっている青空で、街の建物を包む。 JR の電車を包む。(歩行しながら)
歩いている人々を包む。植物を包む。そして再び眼球から始まる大空だけに、視線を移す。
練習 2
青い空を眺める。
その空は私の眼球の丸い面から、始まっている。
その眼球から始まっている青空で自分のカラダを包む。
練習3
青空を眺める。
青空で自分のカラダを包む。(ゆっくりと歩きながら)
手を動かずに、心の動きだけで天空いっぱいに吹音のSの動きをする。
大空で自分のカラダを包む。(ゆっくりと歩きながら)
大空いっぱいに吹音のHの動きをする。
大空で自分の体を包む。(ゆっくりと歩きながら)
大空にいっぱいに下方から上方に向けて、chの動きをする。
吹音には「始まり」も「終わり」もないので、すでに、はじめから存在している宇宙のS,H,CH
に乗せるように、動く。
後半のF・SH・Zの三吹音も同様に行う。