今年の一年

今日からお正月三ヶ日まで、ホームヘルパーさんはお休み。冷蔵庫には、ラップで包んだスープの材料(じゃがいも、人参、玉葱)、チンすればいいだけのお惣菜が入った小さな耐熱容器に数種類並んでいる。その他、きゅうり、トマト、カブ… …

色遊びをする。

机の引き出しに、STOCKMARの蜜ろうクレヨン16色の箱を見つけた。子どもたちがヴァルドルフ学校に通っていた頃、ランドセルに必ず入っていたクレヨン。懐かしい。 年の瀬、周りじゅうが忙しい時。煤払い、おせちの準備………わ …

わたしの部屋

消費税が8%に引き上げられる前に、耐震対策もできない古い家を壊して新しくした。それまで、私の居場所はキッチン。子供たちが自由に行き来する場所に座って、目を見張る。みんなで食事をする。縫い物も、洗濯物を畳むのも、夜、子ども …

正直な自分

何事もなくクリスマスが過ぎていった。 カードに絵を描いてあの人に贈ろう………小さなクッキーをあの人に………美味しい蜂蜜はあの人に………たくさんの想いが次から次と湧いてくるけど、その想いをとどけられない自分に気づく。正直な …

昼下がりのお喋り

ふっと、身体の力を抜いてみる時がある。すると、肩に力を入れて、やたらと急いでいる自分が見えてきて、自分で可笑しくなる。 今日の昼下がり、久しぶりに、加代子さんと和子さんと三人でお喋りする。40年以上も同じ時間を同じ方向に …

シジュウカラに合う。

朝食を済ませて急いで外に出ると、もう11時だ。明るい日差しではあるが、北風がぴゅーぴゅー寒い。 風に吹き寄せられた道路の朽葉をカサカサと踏み付けて車椅子を押していく。右膝の人工関節が重い。指先が冷たい。風は怖い。でも何か …

冬至

今日は冬至。冷たい冬の闇が深まってくると、およそ四半世紀前のドイツの生活が懐かしくなる。 ちょうど今頃になると、毎年隣村のパゾットさんは、彼の息子ロベルトとチカシを連れて、車でシュベービッシュアルプにクリスマス用のもみの …

スゥーと闇から光へ。

名古屋の中村眞貴子さんが緑のコーデュロイのバルーンパンツを作ってくれた。早速履いてみる。タップリと履きやすく暖かい。普段着にするのは勿体無い、と思ったけど、今はお出掛けすることは滅多にない。ならば家のなかでおしゃれしよう …

私の身体は有機体

建物も立派で最高の設備が整っている総合病院は、病人にとって救いの場所だ。多くの人が、自分の病んでる箇所を取り除いてくれる人に出会えれば、と期待に胸を膨らませて総合病院を訪れる。男、女、子ども、乳児、年齢もさまざまだ。受け …

冷たい朝 感じたこと。

冷たい朝だ……こわばった身体のなかの筋肉が重く感じる………でも、身体は前に前にと進んでいく………わたしを置き去りにして………歩く、歩く、と呪文を唱えると、置き去りにされたわたしが消えて、目の前に「歩く」「歩く」が歩いてい …