絶望から一日が始まる………。

今朝、目が覚め右手を動かすと、私の唯一の働き手である人差し指が、プンプクリンに腫れ上がり、布団の襟に触っただけでも痛い。すでに私の指は全て奇妙な形に曲がっていて、右手の人差し指も例外ではないものの、彼女(⁉︎)だけは私の …

一年振りに自分の部屋を訪問すると………。

黄砂だの、突風だの、大粒の雨がパラパラしたり、春は忙しい。私の周りの人々も忙しい………私といえば、ゆっくり慌てず………行動空間はいつも同じ。 一年振りに自分の部屋に入ってみた。あぁ、机の上の読みかけの本、引き出しの手紙や …

「人間性の輝き」

いいお天気!何もしたくない気分に光が差し込んで………リハビリのミルノさんと外歩き。すっかり萌色に衣替えした「桜の園」から史跡公園ヘ………遠くにシルバーのシミズさんの声が聞こえる。呼んでみると、草取りの作業姿で「ずいぶん歩 …

歩く〜歩け〜歩けば………

四月に入って、もう今日は8日。桜の頃も、あっという間に過ぎ去り、お隣さんの庭にローズ色の石楠花が見事に咲いているのが見え、我が家の桃の木にも、いつの間にか柔らかな黄緑色の可愛い葉が萌え出ている。 もう新しい何かが始まって …

静かな三月の終わり

明日から4月。昔は、小学一年生の入学式の日に校庭の桜の木の下で、お母さんと手を繋いで、パチリ、と記念撮影したものだが………今年の我が「桜の園」の花は入学式まで我慢できるかな………今日、リハビリのヤマダさんと外に出ると、微 …

桜の樹の下で………。

今日も花曇りの一日。薄陽が差し出した昼下がり、アキラと「桜の園」から史跡公園を一巡り。1200年前の人々も歩いたこの道………遠くに桜の薄桃色が広がって見える………悠々とした時間が流れるなかで……人間って愚かだな、争いばか …

花冷え

桜満開の日から花冷えの日々。今日も朝から雨………でも、ちょっと我が「桜の園」まで桜の様子を見に行く………雨の降る中、桜の花びらたちは肩を寄せ合うようにかたまって、心なしピンクが濃く見える。日曜日なのに誰もいない。 つい先 …

懐かしいトウヒの香り

アキラの謡の先生の奥さまから、拙著「畑の中の野うさぎの滑走〜」のお礼に入浴剤をいただいた。美しいガラス瓶の蓋を開けると、ドイツトウヒの香りが漂ってきた。あぁ懐かしい………しばらく目を閉じて、カラダいっぱいドイツの匂いを聞 …

雨の一日……あれこれと思い巡らすこと。

私が新聞の切り抜きをするのは、亡くなった君子さん(あきらのお母さん)譲りだと思っている。君子さんはいつも新聞を端から端まで読み、政治記事、珍しい花、動物、風景の写真入りの記事、お気に入り化粧水の広告記事まで、無作為にノー …