自爆テロは最終自己表現か 6

けれども、外世界が「虚」の存在であるとしても、家が火事になれば住むところありませんし、怪我をすれば痛いし、自然災害が生じるならば、それは私たちの社会や人生全体にとって膨大な影響力をもたらします。ですから、外的世界は「虚存 …

自爆テロは最終自己表現か 5

      鏡像 あなたが今一つの空間の中にいて、眼の前に大勢の人の歩いている姿を見ています。あなたがそれを知覚することができるのは、 眼 という感覚器官を通してです。当たり前のことですが、その大勢の歩いてる人が「生身の …

自爆テロは最終自己表現か 4

神々は単に、自己のすべてを人間の中に、歴史の中に、大自然の中に流出することによって、創造行為を行ったのではありません。神は自己の中に、「悪の可能態」を無限に拡大していくことによってのみ、創造行為を実現することができたので …

自爆テロは最終自己表現か 3

もし,神々この完全な光輝、完全な共感、完全な自由、完全な純粋性、破壊することもできないダイヤモンドよりも硬い砦を守り続けたとするなら、罪性は決して生じることなく、神はただ神であり続けたに違いありません。けれども,そこでは …

手紙(1980.12.2) コルマールからバーゼルへの旅

それにしても、今年(2016年)のお正月は、何と暖かなお正月だったことか!この一年、みんなの心も、このように温かでありますように。 1980.12.2 夜 今やっと、3人がベッドの中で、スヤスヤ寝たところです。今日の昼間 …

自爆テロは最終自己表現か 2

始めに、どうかこのことを深く認識してください。神々による宇宙創造とは、被造物の中における自己封印であるということを。そして、神々はこの庭園と樹の幹と枝と果実の中に、自己の何一つ残らずすべて封印したということを。闇も光も、 …

自爆テロは最終自己表現か 1

世界は美しい庭園です。広々とした大地が広がり、そこに無数の樹木が生え、樹木はその大地から無限の栄養分を吸い上げ、それは樹木の中で、光の樹液となって上に昇って行きます。そのその樹液は枝えだを充たし、その先には、様々な果実を …

手紙(1980.11.21) クリスマスにおばあちゃんがやって来る!

早くも、今日はおおつごもり。日に日に時間の速度に付いて行けなくなる。それにしても何と明るく暖かな年の暮れだろうか。来年は、内も外も明るく暖かな年になりますように。 さて35年前のこと。10月25日にアキラが一時帰国しSt …

手紙(1980.10.25)ヨーロッパでの初めての秋

1980年10月17日付けの手紙を読むと、その翌年のエルゼ・クリンク・オイリュトミーグルッペの日本公演ツアーの下準備のために、アキラが同月25日アエロフロートで2週間ほど帰国する事になり、その際にお母さんにお願いごとを書 …

手紙(1980.10.1) ミカエル祭の頃

クリスマス休暇で、日本に一時帰国したハノーバーに住む日本人の友人と電話で話した。 「今、ドイツもパリのテロ事件や難民受入れ問題で大変だけど、日本の報道とは、少し違うのよね。こちらでは、みんな、厳しい状況から逃れてきた人た …