ヴァージニア・ウルフのことば

朝寝坊する………時間を見るためiPadを開くと……昨夜読んでいたバージニア・ウルフ『自分ひとりの部屋』が出てきたので、暫く続きを読む……時間を見ると8時20分………ヒェ〜、もう暑く外出禁止時間になってしまう………急いで蜂蜜ひと舐めして外に出ると、風はひんやり秋風だ………ホッとして歩きだす………今日は敬老の日………どこの家も微睡んでいるように休んでいる………1羽のカラスが道を横切ってヨタヨタ歩いている……仲間から外れてしまったの?………突然、さっき読んだウルフの言葉が浮かぶ………「女性は鏡の役割を務めてきました。…………」その先はなんだったっけ………思い出せない………ひたすら歩くことに集中して………家までたどり着き『自分ひとりの部屋』を開いて読んでみる。

「過去何世紀にもわたって、女性は鏡の役割を務めてきました。鏡には魔法の甘美な力が備わっていて、男性の姿を二倍に拡大して映してきました。………」

100年前に生きた女性の言葉………今でも、聞こえる。