指が曲がっている自画像
「………。私が子供たちに激しい愛情を感じ、子供たちのからだにも心にも喜びを見いだし、私自身は子供たちのすべてを自分を抜きにして愛しているわけではないのに子供たちは私を愛しつづけてくれるという驚きを感じる、そういうときは、 …
「………。私が子供たちに激しい愛情を感じ、子供たちのからだにも心にも喜びを見いだし、私自身は子供たちのすべてを自分を抜きにして愛しているわけではないのに子供たちは私を愛しつづけてくれるという驚きを感じる、そういうときは、 …
視覚も聴覚もままならなくなった。その上、自分の歯を失い………顎関節が変形し………要するに、頭から足までゆったりと捻れている。水平状態が一番、穏やかで、安らかで、安定している。でも、春の光を見るとふわふわと外にいきたくなる …
昨日、朝の外歩きから帰ると、前に予約注文しておいたアドリエンヌ・リッチ著『女から生まれる』高橋茅香子訳 (晶文社)の復刻版が玄関に届いていた。さっそく読み始める。 「地球上の人間はすべて女から生まれる。………」(はじめに …
『ダンスの学校』 講師 笠井叡 今はダンスが積極的に、コトバの力とむすびつく時代です。 ダンスの語源は「爆発的な凝固」。 それをカラダにおいて拡大し、コトバにおいて収縮すると、イメージいたしました。 前5期では、日本語に …
今日は5月の陽気だという。午前中、穏やかな春の陽光のなかを車椅子を押して桜を見に行く。まだもう一息だ。史跡公園は夜桜のライトアップの準備をしている。焼きそばなどの屋台も出るらしい。子どもも大人も一緒に楽しむ春祭り、今流行 …
目が覚める……雪だ! 朝の外歩きは無理。やったぁ!………と内心で言い訳をする怠け者のヒサコサン………歩きたいの?歩きたくないの?……と自分に問いかける。 早朝、雪のなか自転車で仕事場に急ぐホームヘルパーさんのことを思う。 …
昨日、装具士が石膏で私の足の型をとって、出来上がるまで4、5週間かかるという。楽しみというより、緊張の日々………外歩きの時間と脚の筋力は正比例しているから。 今日の火曜日は忙しい……生協の配達……ケアマネさんと月一の面談 …
雨の日。傘をもって叡が出かけた。しばらくしてLINEが入った。「雪が降りそうな寒さ。手足、硬直!」やれやれ、心配してもどうしようもない、無事を祈るのみ。 中庭のベランダに、昨日咲きはじめた杏子の花びらがチラホラ雨に濡れて …
あっ、冷たい!朝外に出ると……寒の戻りかな?……昨日は穏やかな春日だったのに、何故かこころが混乱して………家に籠もり……悶々としていたので…………今日こそは考えるより先に動け……と外に出た。 高齢者用の柔らかいシューズは …
鈴木俊貴『僕には 鳥の言葉が わかる』を読んでから、朝歩きの時に鳴いている鳥の声が急に鮮明に耳に入ってくる。おもしろいし、たのしい! 春めいた今朝、車椅子を押して2、3メートル歩くと、直ぐ近くで………ジジジジ………と私を …