叡の海外公演の年譜を見ると、1997年サンフランシスコの舞踏フェスを皮切りに、北米、南米、イタリア、フランス、ドイツ、ハンガリー、ポーランド、韓国、シンガポール………ずいぶん多くの国を巡って「Butoh」公演+WSをやってきた。
今回の「Salish Sea Butoh Festival 」で、日本の「舞踏」の聖霊が、北米のシアトルのポートタウンゼントの街に降りたように感じた(恰も聖霊降臨祭で聖霊が人々に降り、人々が異言を話し出したと聖書にあるように)。シアトルにはシアトルの「舞踏」があり、ことばがあり………。このフェスティバルの主催者・イヴァンさんは35歳の青年。助成金に頼らず、仲間同士で支え合って毎年フェスティバルを続けているという。頼もしい!
フェスティバルの最終日、車椅子の私もみんなの輪に入って踊った(?)。
その晩、森の一本道を車で送ってくれたシルビアさんは15歳の男の子のシングルマザー。ふっとアメリカの男性社会で生きていく辛さを呟いた。自分の内面を肉体で表現できるButohは彼女にとっての唯一の自由な世界なのかもしれない。誰もが痛みを抱えて生きている。
インターネットで送られてくる熊本県の地震。一人でも無事でありますようにと祈りながら、9時間以上空を飛んで日本に戻った。


ヘルパーの小笠原さんが中庭の杏の実をとってきて、ヨーグルトと一緒にデザートを作ってくれた。美味しい!