京王ストア栄町店閉店

数週間前の早朝、次男の禮示からラインが入った………こんなに早くから何、何かあったの⁉︎………朝はいつも眠そうな声の禮示が………京王ストアが今月末に閉店する……と低い声でゆっくりと悲しげに言った。

1970年生まれの長男の爾示と京王ストアとは同い年。スーパーマーケット……そこに行けばなんでも揃う………子育て中の主婦にとっては正しくスーパー!

1975年生まれの三男の瑞丈が歩き出すと………家から30分かけ……爾示が小学校に行っている間、禮示とヨチヨチ歩きの瑞丈を連れて三人で………植木がいっぱい植っている植木交換会通りからキャベツ畑の方に曲がり………黒い土に子どもの坊主頭のように並んでいるキャベツにむかって「キャベツさん、キャベツさんこんにちは、キョォ〜モ 元気におかいもの、ランランラッラン、ランランラッラン」と二人一緒に歌のあいさつをする………それからスーパーに。

スーパの前には10円入れると上下に動くゾウさん、キリンさん、消防自動車が並んでいて………好きなものに一回だけ乗ってもいいよ………とそれぞれに10円玉を渡すとそれはそれは大喜び。そのすきに大忙しで買い物を済ませ……再び同じ道を帰る。

今やオジサンになった三人の息子たち。各々が共有できる思い出をもてる幸いを想う。

戦禍の子どもたち、帰る場のない子どもたち、自殺する子どもたち………悲しいことが多すぎる………今は。