昨日の朝日新聞一面の見出しに「絶滅危惧種出品 ヤオフク禁止へ」とあった。オオクワガタやメダカなど4000種類以上が絶滅の危機に瀕しているそうだ。
息子たちが子どもだったころ、暑い夏の遊びは、もっぱら国分寺の杜のくぬぎ林でクワガタやカブトムシを捕まえること、泉から流れる冷たい清流に足をつけて、メダカやザリガニを網でとること、夜になる小川に沿って蛍狩りに出かけること、だった。ある時、子どもらが話しているのを耳にした。「このクワガタた売れるんだってよ。これがお金になるなんて!売られるなんてちょっと可哀想。くぬぎ林に放しにいこうぜ」と、3人揃ってバタバタと走って消えた。ついこの間のことのように思い出す。
中庭の季の木に、大きなカラスが季の実を啄みにきた。
明日から9月。新しい時が来るのだろうか?