あるく……おもう………。

朝7時50分。重たい体をひっぱって外にでる……すこし光の力が弱くなった………いつものように車椅子を押して歩きだす………元気がない………道端に桜の朽葉がちらほら重なっている………一本松(私が勝手に言っている、じつは櫟木の大木)の木陰でチョコを一片と冷たい水を補給する……さあ天平の道だ………南に向かって行くぞ!

歩きながら………昨日読んだ本のこと、子供たちが幼かった頃のこと、ひろみさんのこと、文子さんのこと、先日亡くなられたことを知ったケイコさんのこと………次から次と浮かぶ表象をリアルにみつめている自分に歩く自分が気づく………だんだんたのしくなって、嬉しくなってくる。

世の中は、どんどん複雑になり、暗くなり………私は、重たいものをどんどん捨て………シンプルにシンプルに歩くだけ。

気がつくと、今日の絶望的な状況を静かに受け止める力が体のなかに少しずつ流れている。感謝!