夜明け前のトイレ

夜明け前のトイレはつらい……布団の中で砂袋状態になっている体を起こし………ボーリングの球のように重い頭を湾曲した首で支え………体の重心を危うく保って……寒さのなかを尿意をこらえトイレまで辿り着かなければならない………歩くことに精神を集中して……決っして急いではならない。

歳をとるということはこういうこと、と納得した。そのことを公立保育園の保母さんを勤め上げた義姉のとし子さんに話すと「あぁ〜ら、歳取ったらお漏らしなんて恥ずかしいことではないのよ、そんな時リハパンを履くといいわ」と教えてくれた。力強いアドバイス。ありがたい。

今日の朝日の「折々のことば」はきもの研究家の中谷比佐子のことば『使い捨ておむつは便利ですが………汚れたというのがないのね。』

私の子育て時代は………紙おむつがなかったので………布おむつ………幸い……布おむつで赤ちゃんのお尻の汚れ感覚は目覚めていき………わぁ〜わぁ〜泣いてお母さんに気分の悪さを訴えた。

幼な子→成人→歳取った幼な子。天→地→天………ということかな!

今朝も「アブラカダブラ」の呪文を唱えながら……幼児の気分で外歩きをする。鳥の囀りを聴きながら………道端に恥ずかしげに咲いている小さな花にあいさつしながら………気持ちのいい朝だった。