砂袋と闘いながら……。

晴れ!太陽の光は、やっぱり、後向きの私を前向きにしてくれるから嬉しい………といっても、巢から飛び出す小鳥のようにはいかない。夜のうちにすっかり砂袋のように重たくなった体を、よいこらしょ、と持ち上げて………よちよちとまずトイレへ。

車椅子を押して外に出る………砂袋の私と、砂袋と闘う私が一緒に歩きだす。各地で大荒れだった台風一過。木陰を入ると体のなかにひんやりとした風が通り抜ける。ひと回りして家の前まで戻ると……よっこらしょ………と背を伸ばして………青空に浮かぶ白い雲を遠くに眺め「私は私」と頷く。