私のトイレ図書館

 冬の薄陽を背に受けて 前を行く我が身の影と語りつつ 車椅子を押して歩く 今日は冬至

2025年の岩波の小冊子『図書』は、表紙・染色家志村ふくみの「裂」の写真、裏表紙「表紙に寄せて」12人の詩人による詩のコラボレーションだった。毎月送られてくるのを楽しみにしていた。判型も厚さも重さも私のサボテン指に適っていた。今は12冊揃って、私の安住の一番の場所トイレ!(失礼かしら?)の棚に置いてある。ー
今日は10月号を読んだ。小泉八雲についてのエッセイなど。小泉八雲の晩年の六年間(1903年亡くなる年まで)は新宿区西大久保の大久保小学校の子どもたちの先生だった。大久保小学校は私の母校………まだコマ劇場も新宿区役所もなかった戦後間もない頃、石ころだらけの道を真っ直ぐに大久保小学校に通った。その頃は八雲最晩年を示す碑はなかったな………今は立派な碑があるようだ………もう何年も新宿に行っていないあぁ〜………私の子どもの頃の今頃は、花園神社のお酉様から始まって、クリスマスまでジングルベルが街中に響いてキラキラ熱気が渦巻いていたけど………私の住む西大久保から大久保小学校の方は深い闇に包まれて静かだった………なんて私のトイレ図書館は居心地満点………何より毎月ふくみ先生に会える気分………せんせー お元気ですかぁ〜………と心の中で叫ぶ!