君子さんとフィンランド

今年の10月102歳で亡くなったアキラの母君子さんは「私の誕生日はフィンランドが独立した年なの。だから是非フィンランドに行って、シベリウスの「フィンランディア」を聴きたいの」とよく言っていた。
確かに、君子さんの誕生日1917年(大正6年)は、調べてみると確かに、その年ロシアの支配下から独立た年だ。
三重県の津で育った君子さんは「子どもの頃一人でよく津の海岸にでかけて海を眺めながら、この海を渡っていけば外国に行ける。よし、大きくなったら絶対に外国に行こう。といつも小さな胸を踊らせていたの」と話していた。そしてその通りに、80過ぎまで仕事と仕事の間には、新聞広告の海外ツアーを申し込み、一人で海外に飛び出していった。ほんとうに、君子さんは自由で意欲に満ちた飛んでる女性だった。
そこで、私はベランダから美しい冬空に向かって、心の中で報告した。
お母さぁ〜ん、今日、フィンランドに34歳の若い女性の首相が誕生しましたよぉ〜‼️