一日1回の朝の外歩きは貴重な時間。いつも同じコースだけど、いつも同じではない。いつまで、どこまで歩くことができるだろうか…………がんばらなくてもいいよ………がんばって………とふたつの声が重なって聞こえる。
今日は、いつも右に曲がるところを左に曲がった。周囲の家並みを見ることはできないけど、雰囲気はいつもと違う。東八道路に出る。カートを押して独りでよく歩いた道。懐かしさな微塵もない。あの頃の自分はいない………新しい今日の自分が歩いている。
ヘルパーの山内さんがわたしの食事をテーブルに並べると携帯を持って中庭に出て、少しして戻ってくると携帯で撮った写真を見せて「あの白い花はイノバラですって」と教えてくれた。今は植物図鑑を開く必要はないらしい。すごい!けど………?
困ったもんだ? 何が困ったの? そんな自問自答してないで、明日のために早く夢の中へ……。
