ゆみちゃんから暑中見舞いの葉書が来た。淡い色合いの風鈴が涼しげに風に揺れている絵の上に………「ひさこちゃん 元気? 熱中症にくれぐれも気をつけて、この夏を乗り切ろう………お互いにもう歳だからね!」と相変わらず達筆だ。新宿区立大久保小学校以来の友だち………1944年生まれの私たちは、今でも、ゆみちゃん、ひさこちゃん、と自然に出てくる。ゆみちゃんは年賀状、暑中見舞いはもとより、海外旅行のお土産は必ず忘れずわたしに送ってくれるのに………わたしの方は何も応えられず甘えっぱなしで………気がついたら、葉書を書くペンも持てなくなってしまった………お互いに歩いてきた途はちがうけど………いつもゆみちゃんは一緒だった。ありがとう❣️
欧州では郵便ポストが消え……郵便配達サービスもやがて消えるらしい………だんだんつまらない世の中になっていく………手紙や葉書がパソコンの中の記号に閉じ込められたら……時間空間も………歴史も断絶し………情報だけは均一的に残っていくのでは?
「しきしまのやまとの心を人とはば 朝日ににほふ山ざくらばな」本居宣長
