『かつてなく自由に名乗るための煙が立つ会』を考える。

「hanachan」ことアートディレクターの花光潤子さんからLINEが入った。2024年5月5日(日)に開催される「かつてなく自由に名乗るための煙が立つ会」の案内状だ。さらに「六行会ホールでどのような『ダンス』がつくれますか?」あらゆる制約抜きにかつてなく自由なダンスの企画案6本公開……云々。

最近、書かれている日本語がなんだかよく分からないことが多い。困ったもんだ………そもそも会の名称からしてよく分からない? 私が思うに………
「火のないところに煙は立たない」……「火」………「人類に自由をもたらしたプロメテウス」………Vordenken(前思考)の人………ここまで考えて「かつてなく自由に名乗るための煙のたつ云々」が少しわかったつもり。
まったく間違えているかもしれないな………でも構わない………ヒサコさんは国立競技場のトラックを走るランナーたちから何十周も遅れて、トップを走っているつもりになっているんだから、オメデタイ人。

ー閑話休題ー 立原道造の詩を読んで「考えること」一休み。

音楽がよくきこえる
だれも聞いてゐないのに
ちひさきフーガが 花のあひだを
草の葉のあひだを 染めてながれる

窓をひらいて 窓にもたれればいい
土の上に影があるのを 眺めればいい
ああ 何もかも美しい! 私の身体の
外に 私を囲んで暖く香かをりよくにほふひと

私は ささやく おまへにまた一度
――はかなさよ ああ このひとときとともにとどまれ
うつろふものよ 美しさとともに滅びゆけ!

やまない音楽のなかなのに
小鳥も果実このみも高い空で眠りに就き
影は長く 消えてしまふ――そして 別れる