あれから一年……まだまだ続く。

今日で、ロシアによるウクライナ侵攻1周年。あれから、信じがたいこと、痛ましいこと悲しいことが多くありすぎる………みんな、日本人、ウクライナ人、ロシア人、トルコ人……何々人、何々人なんて、イチ辞めた!と一斉に叫んで………みんながみんな地球人だぁ〜いのちに区別・差別なし。みんな同じだぁ〜………と大声で叫んでいる自分を、ベット上でうとうとしながら夢想していたら、玄関からリハビリのヤマダさんが元気に入ってきた。あっ、忘れていた、今日はリハビリの日だった。私の要介護5の生活ももうじき一年。

花ぐもりのなかを、史跡公園から七重の塔、桜の園(私が勝手につけた名前。桜の芽が膨らんでいる)を一巡り、ヤマダさんと歩く。私の娘と言っていいくらいの若いリハビリの先生が、歩きながらボッソと「どうして人は戦争するのでしょうね?誰も望んでいないのに………」と言った。私が心の中で(そうね、どうしてでしょうね……)と呟いていると、「はい後ろから車が来ましたよ」と言って、そっと私の肩に手を置いて、注意を促してくれる。背中に温かいぬくもりが広がった。

夜、藤村の『夜明け前』の続き(皇女和宮の降嫁から)を読む。まだまだ夜明けは遠い。