なんとなく憂鬱な日

昨日の夜ネットで注文した冨原眞弓著『シモーヌ・ヴェイユ』(岩波現代文庫 2024年4月12日 第一刷発行)が、早くも今日届いた。

ヴェイユの発した問いはまったく古びていない。いわく、ひとたび始まるや、戦争はなぜ終わらないのか。いや、終わらせようとする一方の努力が、なぜいつも他方によって挫かれるのか。人間の攻撃性は、なぜ自分に害をなす遠くの強者ではなく、罪なき近くの弱者にむかうのか。苦痛軽減の措置としての機械化や時短をもってしても、大半の労働はなぜ遊戯とはなりえないのか。いずれもおそろしいほど現代的だ。
ー「岩波現代文庫に寄せて」より…………

新聞もテレビも暗いニュースばかりが目につく。
遥か昔、三人の子供たちを寝かせてから、ヴェイユの本を読むの愉しみだったのが懐かしく、また読んでみたくなったので…………。

今日も1日雨。明日は晴れますように…………道傍の花に会いに行かなければ…………。