天邪鬼のヒサコさんの一日

今日も、すっきりしない曇り空。午前中、アキラは、天使館でスウェーデンからやってきた大植真太郎さんに新作「カルミナ・ブラーナ」の振り付け。

私は、iPadに入れた亀山郁夫訳「カラマーゾフの兄弟」第一部第一編を巣の中で読了。以前、原卓也訳で読んだ時、何故だかとても惹かれて、もう一度読む本と決めていたのに、今や文庫本を持つことができない。幸いKindle版があったので再度挑戦してみたものの、今回は何故か惹かれない。視覚が怪しくなった私にとって、Kindle本は活字を大きくできるのは嬉しいが、行間から何も見えてこない。広大なロシアの大地の闇の深さ、温かさ、冷たさ…あまりにも人間的な愛憎、信仰………熱、匂い、煌めき、色合い………が浮かんでこない。あまりにも明快すぎて分かりやすすぎる。紙の本で読んだ「カラマーゾフの兄弟」は、難解だけど深くて面白かったのに。もう時間切れ。

相変わらず天邪鬼のヒサコサン。明日も美しい日でありますように。おやすみ………。