子どもたちのコトバを奪わないで!

今日の朝日新聞朝刊一面の記事から…………「米国のアフガン戦争では、20年間で民間人4万7千人が犠牲になった。ガザではわずか4週間で死者が9千人を超えた。4割は子どもだ。」………毎日痛ましいニュースが伝えられる。

もうじきお酉さまがやってくるというのに、連日25度の暑さ!何処かおかしい。

文化の日の昨日、レイジが車で相模湖周辺のドライブに連れていってくれた。紅葉にはまだ早いけど、狭い車道の両側の樹々の葉は、落葉するのを待っているかのように秋風に揺れている。ゆく道に映る木漏れ日がうつくしい。

運転しているレイジに「小さい時、あなた、夜は暗くてこぅえ〜よ。と言ったのを覚えている?」と聞いてみると「覚えているよぉ〜。チカシは、どこまで行っても闇ダァ〜、って言ったね」すかさず私が「そうそう、ミツは、お味噌汁が天井に反射して映るゆらゆら動く光溜まりを見て、クミヒン、クミヒンと言ってた」というと、レイジ「アキラさんが、あれはドイツ語の“komm hin”(こっちにおいで)だ、と言ってたけどホントかなぁ?」などと楽しくおしゃべりしているうちに、私の頭の中に幼い子どもたちの懐かしい情景が浮かんでくる。

でも、大人になったレイジとこんな楽しい会話ができるのは、全くの幸運なのだ、と思わざるを得ない今日の世界の状況は、なんとかなしいことだろう。

幼い子どもたちからコトバを奪わないで‼︎