毛糸の手袋を編みながら想ったこと

朝日新聞の切り抜きから:

11月5日(日) 逃げる子、叫ぶ男性………「これは虐殺」/今にも泣き出しそうな小学生の男の子や「神よ!」と叫んで天を仰ぐ男性………/

11月14日(火) ガザの病院 機能停止/「未熟児ら15人死亡」報道………/スーダン 住民800人超死亡………/パリ「ダビデの星」落書き相次ぐ………/ヒズボラ、米に停戦対応要求………/

11月15日(水) 暗闇 消えゆく赤ん坊の声/ガザ 包囲されたシファ病院の医師 薬もない でも見捨てない………/

 

おしりにムツキを着けた小さな命たちが青いシートの上に転がっている写真。握りしめられた小ちゃな手……大きな頭部と萎えた脚………(生きることを知らないで、このまま死んでいくのだろうか? あまりにも可哀想……痛ましい!)

「神よ、救いたまえ」と祈るイスラム教徒のパレスチナの人々/ユダヤの人々にとって、イスラエルは神から与えられた約束の地。

楽園で知恵の実を食する前の、善も悪も知らない無垢な幼な子も贖う世界、そんな世界を創った神の世界は認められないという、イワン・カラマーゾフの無神論について、神っているの、いないの?

さまざまなことを想いながら………冬の朝歩きのために、マシュマロのようにふにゃふにゃの奇妙に変形した我が手にはめる毛糸の手袋をやっと編めた。不細工な出来だけどあったかい。でもまだ右手だけ。冬が終わる前までに左手が出来上がるだろうか、自信がないなぁ………!